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お花見2012【その8・奈良&吉野山(前編)】 [お花見]

GWも過ぎたというのに,まだ花見の話かよといわれてしまいそうだが,まだ続くのである。

古都のお花見に魅せられて数年,京都は結構あちこち見に行ったのだが,古都としては先輩格である奈良にはぜんぜん行っていない(エリア分けもよくわからないので,「奈良」とざっくりしていて申し訳ない)。

京都がすごすぎて,奈良まで手が回らないというのも,もちろんある。
しかしいちばんの理由は,奈良は情報が少ないことだ。このネット全盛の時代,どこの景勝地も「うちの桜はこんなにすばらしいよ」「うちの桜,来週末見ごろだから」と毎日のようにホットな情報を流し,観光客を呼び込もうとしているものである。しかし奈良は,あんまりそれやってくれてない。それだしブロガーの情報も,京都とは比べ物にならないほど少ない。

今回,お花見マニアにとっては別格の地・吉野山への花見のついでに,1泊して初めて奈良市内の桜を目撃してきた。「ついで」と書いたが,そもそもお寺を参拝したかっただけで桜にはまったく期待をしておらず,咲いているのかどうかもろくすっぽ調べずに行ったのであった。

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でもすごく咲いてて,メチャよかった! …奈良よ,宣伝頑張ってくれ。


同行者と待ち合わせして,まず向かったのは西大寺。上の画像は,その外塀。

かつては東の東大寺に対して西の西大寺っていうくらい強大な寺院だったそうで,いまでも由緒ある寺宝がいっぱい。灰谷健次郎の「兎の眼」のタイトルにもなった善財童子の像がいらっしゃることでも有名。
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境内の桜は概ね散っていたけど,桜が目的じゃないから,いいもんね。
人影もまばらな境内で柿の葉寿司のお弁当を食べ,歩いて秋篠寺へ向かう。
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秋篠寺といえば,コケだよね。

桜がないとほとんどカメラを構えないワシ。両寺院の画像はこれだけに終わった。
あ,画像はもちろんないが,仏様にはたいへん癒された。博物館にも,ガラスケースにすら収まらず,手を伸ばせば抱えて持ち帰れそうなほど近くにおわす,気さくすぎる重文さまたち。…癒されると同時に,重文さまたちの身の安全が心配にもなった。

このあとホテルへチェックインし,すぐそばにある五劫院へ。

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こちらは観光寺院ではないので,拝観には事前予約が必要。同行者がバッチリ予約しておいてくれた。

予約してまで拝観する価値大ありのお寺だ。なぜかっていうと,こちらのご本尊はあの「五劫思惟阿弥陀仏坐像」,つまりアフロ仏像様だからである。ワシにとっては,一昨年の秋に金戒光明寺の墓所でお会いして以来,2柱めのアフロ仏様。一般観光客がいない分,貸し切り状態で対面することができた。
お寺のちびっ子(跡取り娘?)がくれたリーフに載っていた写真を,おそれながら転載させていただく。

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なんでこんなモジャモジャ頭豊かな髪かというと,阿弥陀様がまだ菩薩の時代,衆生を救うため「五劫」もの長い期間修行に励んだ。ヒンドゥー教の教えによれば1劫は43億2000万年,つまり5劫は…うっ,アタシの計算機,億の位までしか計算できない!…とにかく,その間ずっと修行していたので床屋に行けなかった。そのときのお姿を表している像なのだそうだ。

笑いをかみ殺しながら手を合わせ,思わず「オットの髪がこんなにフサフサになりますように」と願う,心やさしき妻のワシであった。

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五劫院の皆様,どうもありがとうございました。

アフロ談義をしながら散策へと織り出してみると,街のそこかしこでちょうど桜が見ごろであった!
夢中であちこちにカメラを向けまくるワシ。隣で辛抱強く待ってくれた友よ,ありがとう。

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外国人観光客の多い東大寺

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東大寺の裏?

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閉まった門からのぞき撮り。

奈良って,不思議な街だな!
そこら辺に国宝・重文やら世界遺産やらがゴロゴロしていて,住民たちはそんなものに眼もくれずに通り過ぎる。

うまい喩えが見つからないが,骨董品を大事に箱に入れてしまい込んでおくんじゃなくて,使い込んでいたら味わいが増していました,みたいな。悪くいえば放ったらかしているように見える。でも,街が博物館化せずに,住民とともに生きている。古代と現代の空気感がすっかり混ざっていて,歩いていると何度も何度も,古代にタイムスリップしたような感覚に襲われる。

行ったことはないけれど,もしかしたらローマってこんなかんじなのかなあ,などと思ったのであった。


翌日はいよいよ吉野へ!

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コメント 2

ぺるしー

こちらこそ念願の吉野山の桜が一緒に見られて、実に楽しかったです。私も同じ様な景色の写真撮ってたから、辛抱なんてしておりませんのよ。今回は仏様たっぷりに満開の桜も迎えてくれて見応えと満足感ありましたね~。ぜひ次回は十輪院のアフロ仏様を拝みたいです。MJをリスペクトする旅がいいわ~。
by ぺるしー (2012-05-11 20:48) 

トムヤム

全国で数少ないアフロさまのなかでも,五劫院のアフロさまはスター的存在らしいね。こうなったら各地のアフロさまを訪ね歩いてみるのもいいかも!

by トムヤム (2012-05-14 16:22) 

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